2.9.09

夫の買い物

最近夫がおしゃれになりました。
シドニーに引っ越すにつき、なぜか「シドニーではお買い物ができない」と 思いこんでいるのです。夫は着る物に関してはこだわりが強く、一般的なおしゃれではないと思うのですが、どちらかというといつも同じ格好をしています。 シャツはこんな感じ、セーターは丸首でラムウールで黒か紺、ポロシャツは襟がこうなってて・・・、デニムはダークで、スニーカーはナイキでこの形 で・・・・・・と、決まったスタイルを突き通しています。確かにそれが一番似合うのです。

そんな彼が、シドニーに行ったら半ズボンをはく!と言い出しました。ま あ、気候を考えると常識的ないい考えなのですが、半ズボンを履くことも、彼にとっては「宣言!」すべく事態なのです。周りの話を聞いても、「イギリス紳士 たるや半ズボンなどはかないぞ!」という男子は意外と多くいます。ファッション革命を起こした夫ですが、さて、半ズボンの時に靴はなにをはけばいいんだろ う?という悩みをかかえました。なんだっていーだろう!!で済ませたいところですが、夫は真剣です。ネットでリサーチとかするんです。サンダルというのは 彼(または彼の周囲のお友達も)にとって「ありえない」らしいのです。ビーチはスニーカーか裸足(裸足はいいんですね)。そこで夫が探し出したファッショ ンアイテムは「スエードのローファー」(新しいっていうか、定番なんですけど・・・)。そこで夫と私のローファー探しが始まりました。

私は靴といえばTOD’Sが好きなので、お勧めしたところ、さっそく週末 にでかけてきました。期待通り非常ーーーーーにはき心地のよいローファーを発見したのですが、夫の理想とする色がなく、また「美しすぎる」という理由でパ ス。でもなんとなく言ってることは分かる気がします。TOD’Sの男性用のスエードローファーは見るからに繊細。初ローファーとしては敷居が高いかもしれ ません。なので、別のお店で適度にいい感じのローファーを発見し、購入。こんな感じ。



そうなってくると次の悩みは「靴下はどうすればいいのか」です。
裸足は英国男子に言わせると「野蛮な感じ」だそうです。(ごめんなさい、石田さん)。で、またネットリサーチの結果、彼が見つけたソリューションはこの靴下。さんざん英国男子でおしてきたわりに、フェミニンじゃない?



これで足元成立しました。ふぅー。
ちなみに夫は靴下にはこだわりがあり、Weekend socksなるものが存在します。週末は気分がわくわくするために、カラフルな靴下をはきます。お気に入りはPaul Smithのしましまです。ロンドンにはPaul Smith Sale Shopという便利なお店があり、セール品だけを常に扱っています。街中へ行く時はいつも通りがかって一足・二足・・・と補充します。日本で結婚式をした 時に、式場のお姉さんが「礼服ですので、ソックスは黒をご用意くだいさ」と言いました。夫は「自分の結婚式に、なんで人から言われて地味な靴下をはかなけ ればいけないのか?」と憤慨し、ピンクの靴下をはいていました。



でもこのPaul Smithシリーズは、ただのしましまではなく、色もきれいだし、ストライプの幅といい、デザインも美しい。ダークなデニムの足元からのぞいていると、私もいいな~欲しいな~と思います。

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