24.8.09

Australian Visa


Sydneyに引っ越すにあたり、一番問題になるのはVisaです。我が家もずいぶん前から資料集めをして、今年の4月上旬にようやくロンドンのオーストラリア領事館へ提出しました。私が永住権を持っているので、その配偶者ということで、夫をSponsorしました。偽造結婚ではないし、セオリー上は問題ないはずなのですが、私自身が1997年以降Sydneyの住民ではないのがちょっとひっかかりました。なので、これでもかってくらいの証拠書類を提出しました。

それにしても自分たちだけでなく、周囲の人にまでお願いしなければいけない項目があるのです。オーストラリア人、もしくはオーストラリア永住権保持者4名に、「私と夫の結婚が本物であり、今後も続くと思われる」という内容のFormを書いてもらわなければいけないのです。更にそのFormを書いた人物が本物であるという証明を、オーストラリアのルールにのっとり、弁護士や医者、銀行家など「信頼度の高い」とされる職業の人の目の前でサインをし、またその弁護士などのサインももらわなければいけません。Formをお願いした友人はパスポートのCertified copyも添付してもらわなければならず、そのコピーはオーストラリア大使館まで本人が出向いていかなければ取れません。頼んだ人の手間ヒマを考えると、気が遠くなりました。


私たちも自分たちがどのようにお互いをサポートしているのか、Essayを書かなければいけないのですが、それもFinancially, Physically, Mentallyと、いろんなレベルでの「サポート」を証明しなければいならないのです。Physically supportってどういうことでしょう?夫は身体検査も受けました。血液検査までは分かるのですが、肺のレントゲンというのも撮りました。


従来3~8か月かかると言われているのですが(ギャップがすごいけど)提出から2ヶ月経った頃、一度連絡がきました。どうやら夫の肺のレントゲンが再検査になってしまったのです。なぜ肺にこだわるのかというと、オーストラリアはTB(肺炎)の可能性のある人は入国させない、という事なのです。夫は結果からいうと全くTBではないのですが、子供のころの肺炎の傷らしきものがレントゲンに写っていたのがひっかかったようです。それでも痰チェックを求められました。(痰を8週間放置して感染する状態か調べるらしい)もちろん、仕方がないので、できることならやるんですが、病気でない夫は痰なんて出そうと思っても出ません。そういう現状をドクターに書いてもらい、再度領事館へ送りました。

それからがドキドキしました。なぜなら、過去に夫と同じ状態だった人は、結局TBでもないのにTBの治療(肺を洗う治療があるらしいです)を受けなければならず、それはそれで数か月かかるし、体への負担もあります。

イギリスのVisaも書類提出が多く、お金も結構かかりましたが、これほどうるさくはありませんでした。基本的な姿勢が「できればVisaはあげたくないよ」という風に受け取れます。

後日・・・・結局8月初旬に無事Visaは取れました。精神的に疲れたけれど、取れてしまうと忘れてしまう。4か月で取れたことになります。

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