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28.4.11

Olive Kitteridge


This is the book I'm reading now. It's about Olive Kitteridge's life from many different angles - sequential short stories. She is the main character in some episodes but in other episodes, she just walked past in a story. Olive can be observed from different time, different angles, different point of views which establish her character even more vividly. This novel won 2009 Pulitzer Prize. I'm enjoying so much that I don't want to finish the last page !

今読んでる本、「オリーブ・キタリッジの生活」はお勧めです。今シドニーは雨ばかりで寒いから、読書にぴったり。連作短編集。オリーブ・キタリッジの生活を真正面から垣間見れるエピソードもあり、オリーブがまるで通行人のように登場する回もあり、ただ噂話にのぼったり。まだ最後まで読み終わってないけど、ページをすすむごとに、どんどん立体感が増してくるお話です。

オリーブが田舎のおばさんで、地味な生活をしてるから、うっかりちょっと昔の話のように思えるけど、時代設定は現代。そう考えると、2011年といえども、世界中には昔ながらの生活、人間関係、社会環境、宗教観で生活してる人は山ほどいるんだよね~と思うのです。私はたまたまいろんな国を転々とめぐって、ひとつの地域社会にどっぷり浸かることもなく、無宗教で、オリーブと比べると非常にあっさりした生活をしてるんだな、と気づいたりします。

読書って、本当に想像力を発揮できるし、話の意図とはまったく別の事を考えさせられたりするから、passiveな作業のようでいて、とてもproactiveな側面も持っている。

7.2.11

黒柳徹子さん


最近黒柳徹子さんの本を集めて、読んでは大笑いしています。笑うとこだけでなく、泣き所もたくさんありますが、笑いの箇所があまりにもインパクトがあります。もちろん昔から、トットちゃん読んだし、ベストテン見てたし、徹子の部屋は今でも(日本にいれば)見てます。そして本も相当いいです!

あまりにもレベルが高いので、何がどういいのか一言ではとてもとても。。。。読後感は最高です。ちょっとした出来事を、ここまで広げて、妄想と、過去の出来事と、考えてる事と、誰かが言った事と、を混ぜ混ぜにして話がものすごく膨らんでいくけど、必ず徹子さん風な筋が通ってるのが、ものすごくオリジナルだと思います。

面白いエピソードもあるけれど、徹子さんのライフワークUNICEFの報告なんかは、読むたびに心が痛くなります。徹子さんはUNICEFの親善大使としての責任を広く・深く・長い年月をかけて全うしています。あんなに悲しく、切ない瞬間を何度も何度も体験している人の心って、襞がたくさんできて繊細だけど強くて、本当にピカピカ光ってるんじゃないかと思えてきます。

自分の仕事での知名度を世界のために有効に使っています。衣装は毎年チャリティーに出し、親や保護者のいない子どもが施設を出た時に住むための家を何軒も建てています。漠然とではなく、目に見えてわかる慈善活動が徹子さんらしいです。世界ふしぎ発見のトップ賞はたくさん勉強して真剣に狙います。この賞もチャリティーに出すからです。みんなのためにも自分の教養のためにもたくさん勉強します。この気高い精神力も美しい。。。

なんで徹子さんが独身なのか、はっきり分かった気がします。こんなに素敵な人に、見合う人がいないっていう理由なんじゃないかなあ。。。

私がすごく胸にずしっと来た言葉のひとつは、徹子さんが紹介してる、エーリヒ・ケストナーさんの

”大切なことは、自分自身の子どものころと、破壊されていない、破壊されることのない接触を持ち続けること。おとなが、子どもと同じ人間だったことは、自明でありながら、不思議なことにめずらしくなっている”

という、言葉。
もう大人になってしまった私の耳にはちょっと痛い。
でもこの言葉の大切さを、せめて理解できる大人でいたいと思います。


28.7.10

ぼくと1ルピーの神様





昨日の夜から読み始めました。去年(だったっけ?)ブームになったSlumdog Millionaireの原作本らしいです。まだはじめの方を読み始めたばかりだけど、映画とはずいぶん違うみたい。けど面白い!本当はインドで読もうと思ったんだけど、このぶんだとインド行きもあやしくなったので、読んでしまいます。インドの歴史本やガイドブックを読むより、インドが分かる感じです。

19.7.10

What I loved



Just started this book. It starts from very suggestive episode, finding a mysterious letter which could be an important clue later in this book.

21.6.10

Half of a yellow sun





今度は英語で、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェのHalf of a Yellow Sunを読み始めました。ナイジェリア出身の女性作家で、以前日本語で「アメリカにいる、きみ」という短編集を読んだことがあります。ナイジェリアは行ったこともないし、全くの未知の世界なので、こういう小説から知識を得られたり、ちょっと旅行したような気分になれることが本の素晴らしさ!!だよね~と思っています。

Half of a Yellow Sunはビアフラ戦争(60年代?)の時代設定なので、登場人物は厳しい時代環境に巻き込まれていく(と思われる)んだけど、ロシアの小説にしても、中国の文化大革命時代の小説にしても、歴史の教科書に載っている出来事の合間に普通の人が生活を営んでいた。そういう人の視点にものすごく興味がある。誰かの伝記とかはあまり惹かれない。どこかの偉い人ではなくて、どこかの普通の人が妙に気になる。ブログとかも有名人のは興味ないけど、全然接点のない場所でこつこつ生活してる人のとかをちょっと読んだりしてしまいます。



この「アメリカにいる。きみ」は短編な上、一度読んだだけなので、細かい内容は覚えていないんだけど、読んでいた時期に関する記憶は鮮明にあります。読書の楽しみ方番外編として、私はこういう記憶や感情も覚えています。この本はアマゾンでオーダーして実家にしばらく置いてあったものを、親に頼んでシドニーまで持って行ってもらっていた。去年シドニーに行った時に初めて手にして、滞在中読んでいた本。本もいろいろ旅して私の手元に来てくれた。シドニーでは10日くらいしかいられなかったけど、ロンドンからの引っ越し荷物をほどいたり、電化製品を探しにデパートにいったり、「新生活」な気分がすごく盛り上がっていた時だから、「アメリカにいる。君」の事を考えると、その気持ちを思い出す。

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7月17日、ついにHalf of a Yellow Sunを読み終わってしまいました。ものすごくはまって読んでいたので、すごくさびしい。本当に心に残る一冊となりました。ビアフラ戦争の話もあり、恋愛・人間模様もあり、最後におおって思う驚きもあったし。ひとりひとりの悲しさの乗り越え方も切ないくらい伝わってくる本でした。

優雅なハリネズミ


読みました。今度は日本語で。
あまり哲学とかわからないから、初めはただなぞっているだけで、理解できていない部分もあるのですが・・・・それでも登場人物達が出会って物事が進んでいく最後の部分はぐーっと引き込まれてしまいました。誰でもカクロウさんみたいな重要な人に出会えればいいんだけど・・・

そもそもパリの高級住宅街の管理人さんの生活とか仕事の管轄がよくわからなかったけど、日本の管理人さんみたいなものかな?以前住んでたマンションは住みこみの管理人さんがいたけど、実は住みこんではいけないらしいのに、住民としては住みこんでもらってもメリットこそあれ、デメリットがないという感じでありがたく感じてた。たしかに夕飯時になるとお味噌汁のいいにおいが漂ってきたので、生活が垣間見れたけど、パリのスノッブたちはポトフのにおいがイヤだと管理人さんにポトフ禁止令を出してしまうって、意外と人に干渉するんですね。

16.6.10

Interpreter of Maladies

I am reading Jhumpa Lahiri's Interpreter of Maladies. She is my favorite author and I have read this book many years ago in Japanese. I am comfortable reading in Japanese but it's the same reason as I am writing this personal blog in English, I wanted to discover something I wasn't even expected. So far I find it still comfortable and easy reading in Japanese and there are one or two words in every pages that I need to guess. (I'm good at this. I have been guessing English words in so many occasions) But this time, as my own project, I look them up in dictionary to make sure that I can find the equivalent Japanese word if being asked. Quite destructing but it's the best way to learn new vocabulary in my case. I've been using English as a social language for over 15 years but yet my brain regards English as foreign substance.

Jhumpa Lahiri writes beautiful stories in beautiful choice of words and expressions. Reading up to half of the book, there are already a few phrases that stimulate my brain connecting between English / Japanese bridges.

6.5.10

オリガ・モリソヴナの反語法


先日誕生日を迎えまして、四半世紀来の友人と、お互いに本をプレゼントしあいました。この四半世紀毎年お互いの誕生日を祝い合っていたようなマメな間柄ではないので、せっかく同じ時間に同じ国にいる時くらいは、何かしましょうかって感じで。しかもブックオフで・・・ 私は彼女が9歳くらいの頃から知っているけど、彼女の人生断片的にしか垣間見てこなかったので、「いったい彼女がどんな本を選んでくれるのか?」非常に興味がありました。選んでくれたのはこれ、米原万理さんの「オリガ・モリソヴナの反語法」。水村美苗さん(私は水村先輩と心の中で呼んでいます)と同じく、私の中では元祖帰国子女の米原万里さん。もちろん「大ヒットだよ!!」と感激。



あの有名な「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」は何度も何度も読んだし、今も手元にあるけど、この「オリガ・モリソヴナの反語法」は恥ずかしながら知りませんでした。でもその分これからまた米原万里さんの小説が読めるなんて、超ラッキー!と思いました。だってこの方はエッセイはたくさん出版されているけれど、小説はこのふたつのみ。そして残念なことにすでに他界してしまったのですから。


ちょうど東京→ロンドン便に乗る前日にもらったので、12時間のフライトが楽しみでしかたありませんでした。舞台はもちろんプラハのソビエト学校。今回は「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」と違ってフィクションみたいだけど、圧倒的なリアリティがあります。内容を詳しくは書きませんが(私の脳みそレベルでは上手に書けないし・・・)私のはまるクレスト新潮社の外国語小説と同じ趣があります。さすが友達、ナイスチョイス!

こんなにも映画を見てるみたいな気にさせてくれる小説を、米原さんは脳みその中で構築して言葉を駆使して表現できるなんて素晴らしいです。私のおススメ「見知らぬ場所」も楽しんでもらえたのでしょうか?そうだといいんだけど・・・

7.4.10

本格小説


「私小説」に続いて、水村美苗さんの「本格小説」をどーっぷりはまって読みました。
部屋の掃除とか日々の用事を全部済ませて、飲み物とおやつを用意して、ソファのいちばん居心地のいいポジションにまるまって読み始めます。極楽の境地です。

初めの「本格小説が始まる前の長い長い序章」みたいなのは、前の作品「私小説」の続きみたいなので、あっという間にその世界に入り込んでしまいました。

まさに日本版「嵐が丘」でした。
軽井沢の三姉妹の親戚とのつながり方とかが、イギリス小説に出てくるウワサ好きなおばさんみたいだし。なにより時代を超える大河小説っておもしろい!主人公の東太郎像をいろんな人が違う角度から観察しているところに、リアリティがあってどんどん吸い込まれていきます。そのうちのひとりが作者の水村美苗さん。自分の小説の中に自分が脇役で出てくるんです。それがとても自然で、全ての始まりです。今から、また3年後くらいに読み返そう~と楽しみにしてる小説です。

20.3.10

私小説


水村美苗さんの私小説を読みました。
時代は違えど、共感できました。
私もかつて親に連れられて海外へ引っ越した子供だったから。今みたいにネットもない時代、それはそれは孤独でしたね(涙)

珍しい、というか初めて横書きの日本語小説というのを読みました。英語も時々はいってくる、バイリンガル小説と呼ばれているらしいのですが、日本語も英語もどっちつかず・・・の私にとってはまさに母国語小説でした。

読んで思ったのは、お姉さんの奈苗さんが音楽で成功したらよかったのに・・・とか、まるで家族を応援するような入り込み方。お姉さんの音楽はこの小説のメインのポイントでは全くないのですが、それでもそう思ってしまうのは主人公たちの八方塞がり感がひしっと伝わってくるから。

今はまってるクレストブックスの移民系作家の小説を読んでも思うんだけど、母国で育たなかった子供というのはみんな、はからずしもどこか冷めた目線を持ってしまったんだと思います。そういって私は自分自信のちょっと変なとこ、イケてないとこを正当化しています。

14.2.10

Away by Amy Bloom


寒ーいロンドンなので、本をたくさん読もうと、ごっそり持ってきました。 Away by Amy Bloom 非常に面白かったです。 1920年代に、ホームシックだったから、NYからシベリアまで徒歩で帰って行ったロシア人移民がいた、という実際にあったお話を元に出来あがったフィクションだそうですが、出来あがった主人公は激しいのに覚めた人。すごーい!知らない時代の知らない国の出来事なので、想像力を駆使して読み進めないといけないのが楽しい!

10.8.09

Jhumpa Lahiri






好きな作家。Jhumpa Lahiri
Jhumpaというのは昔飼ってた猫の名前らしいです。ベンガル人は、名前とは別にニックネームがあって、自分のペットの名前をつけたりするそうです。そんなんで、家の中は混乱しないんでしょうか?

今までに3冊読みましたが、全部はいりこんで読みました。英語では"Absorbed"と言います。すべてに共通しているのが、ベンガル系アメリカ人として、移民としてアメリカで生きる主人公の葛藤のようなものを軸にストーリーが展開します。展開、というか、派手なストーリーではないのですが、静かに地に足をつけて生きてる人の話なのです。

三作目の「見知らぬ場所」に入っている連作、「ヘーマとカウシク」は恋愛が絡んだ大河ドラマのようなお話なんだけど、あの辛口文芸評論家のミチコ・カクタニさんが「下手したらメロドラマになりがちなテーマを実のある文芸作品に仕上げたのはJhumpa Lahiriの才能のすごさ」のような発言をしていました。その通り、品があるのです。






どんな女の人なんだろう?と興味があるのですが、実物はこの通り美しい人です。作品の世界を裏切らない外見です。

2.8.09

Persepolis

本にも映画にもなったPersepolis。
イラン人の女の子が体験したイスラム革命のお話で、女の子はその中で成長して青春を過ごして、たくましく生きていきます。国の情勢に振り回されて抑制された時代と、親と祖国を離れてヨーロッパで生活する時代とあるけど、どっちも彼女の人生。結果すごくシニカルな視点を持ってる女の子になったみたい。

革命とかっていう激しい物語の中にも普通の人の普通の生活があるわけで、そういう人の日常というのは平和しか知らない私にはちょっと難しいテーマのような気もしますが、それでも感情移入しました。イラストもダイナミックでハラハラします。

27.7.09

Natasha




デイヴィッド・ベズモ―ズギスの「ナターシャ」を読みました。
私の好きな作家Jhumpa Lahiriの本をAmazonでタイプすると、「この本が好きな人は、こんな本も買っています」というリストがだだっと出てくるのですが、ナターシャはその中のひとつでした。

なんだか設定がJhumpa Lahiriと似てるな~と思ったら、この二人(他にも何人かの作家をまとめて)移民系作家、と呼ばれているらしいです。名前の通り、著者が移民(Jhumpa Lahiriはインドからアメリカへ、デイヴィッド・ベズモ―ズギスはRigaからカナダへ)というグループわけらしいです。

「ナターシャ」は短編ですが、幼少期から成長して青年になるまでの、ところどころを切り取って、時系列に並べてあるので、ある意味長編でもありました。Jhumpa Lahiriと同じだな~と思ったのは、幼少期は移民であることをさほど意識しないんだけど(もちろん変なことはたくさん起こるんだけど)、成長してどんどん社会が広がると共に、移民であることで人との違いに気づき、不便だと思うことも増えてくるようです。そして思春期が終わると移民であることと上手く折り合いをつける術を身につけていく、、、というような感じ。

私も移民だから、よくわかる。確かにふたつの文化の中で大人になるのは意外と面倒なことも多くあります。例えば、学校では常識とされていることが、両親の文化では非常識だったりします。逆パターンもあります。学校に通って現地の子供と混ざって生きていかなければいけない子供にとっては混乱だらけだし、親を傷つけないように隠し事をしたり、色々と気苦労が多いのです。


そういうちょっと普通と違う成長期っていうのは、違うものの見方をするわけだから、文学になりやすいのかもしれません。ネタの宝庫というか。